「出るくいを異端視する風潮があるが、むしろ変わり者は大切に育ててほしい」と、ノーベル化学賞を受賞した白川英樹さんがおっしゃったそうだ。

Yは個性的だ。勉強好きなことは申し分ないが、とてつもなく抜けているところがある。
一昨日、担任の先生からもらったメモ:「Yは今までに少なくとも10本の鉛筆を無くしています。毎日新しい鉛筆をあげ続けることは出来ないので、Yのために鉛筆を一箱買ってください。」
鉛筆を2箱買って持っていき、Yの机を整理した。「messyよ」と先生は言った。
片づけをしなさいと、いつもいつも言っている。でも出来ないらしい。
去年の担任、Mrs.Merrickは「Yはね、いつも考えてるの。考えることが沢山あって忙しいのよ。だから字が汚いとか、散らかすってことはしょうがないの。」と言ってくれた。こういう風に考えればいいのかと、アメリカで教育を受けさせたくなったのだ。が。
物に対する執着心が少なすぎて、物を大事にできない。困ったもんだ。
いくら注意してもYの身に付いていないので情けない気持ちになる。
でも、まぁ怒り過ぎになりそうな時は、今度からMrs.Merrickの言葉に加えて、白川英樹さんの言葉を思い出そう。
messyでノーベル賞がとれるとはとても思えないけどね。