カンファレンス・ウィーク

今週と来週半分は、小学校の面談週間で、毎日13時半に学校が終わる。

今日は次男の面談が15時からで、次男と二人で出かける。
次男の担任の先生Ms.Hは、大変きちんとした先生だ。

教室の入り口で、次男が靴の裏をマットで擦る。ゆみたち曰く「アメリカのしつけの良い家庭では、家に入るときに玄関外マットで、きちんと靴の裏を擦るもの」らしい。

Ms.Hは、毎日教室のドアの前に立ち、子どもたちがきちんと靴を擦るかどうか見張っている。だからすっかり次男にも習慣が付いたようだ。

言わせてもらえれば、靴のまま入ることには変わりなく、気休めにしか過ぎないと思うのだけど、まぁ多少なりとも泥が教室に入らないってことでしょうか。

なんて考えながら、自分の靴の裏も目立つ仕草で擦ってから入室。

「あら、一緒に来たのね。勇敢だわぁ。あなたで二人目よ、一緒に面談に来た子は。」と先生。
来ただけで勇敢と言われるほど、この面談は恐ろしいものなのかと、内心あせる次男と私。

とりあえず、面談は和やかに進む。
次男は折り紙を折って遊んでいるつもりが、すっかり面談に参加させられ、先生から意見を求められ、緊張していた。

去年の先生Mrs.Mとは、色々な面で正反対の先生だ。
「Mrs.Mはスペリングテストの後で、ガミーベアくれたんだけどなぁ。」と次男はよく言っていたが、Ms.Hが身体に悪そうなものをくれることはおそらく無いだろう。何かの時に、「リンゴを食べさせてくれた」と、次男は言っていた。

ハロウィーンパーティの相談を昨日電話でしたときも、「『野菜を小さく切ったものを楊枝でつなげて、お化けを作って遊んだ後、ディップをつけて食べる、食べ物を粗末にしないクラフト』と『小さいリンゴに紐をつけて、二人組で(パン食い競争みたいに)食べるゲーム』という、今まで好評を得た遊び」を計画していると、Ms.Hは教えてくれた。

Mrs.Mはパーティの相談をすると、「クッキーとジュースがあればいいわぁ。クラフトしてる時間は無いし。」といつも言うから、パーティではただダラダラ食べているだけだった。いつだったか、目の前でSワードの穏やかバージョンを聞かされた(先生は、自分自身に対して言ったんだけど。)ときには、いくら穏やかバージョンとはいえ、私は固まったなぁ。

「私が生徒に野菜を持ってくるように伝えましょうか?りんごと紐とアップルジュースとお皿とカップの手配をしてくださる?」とMs.Hの会話は、丁寧にきちんと進んでいく。

一応聞いてみようかなぁと思って、「何かキャンディみたいなものは、いりませんか?」と聞いたら、「ヘルシーハロウィーンにしたいから。」とのお答えだった。