Knitting


朝一番に、ほかほかフワフワと蒸し器で蒸し上がったもの。
それは、手袋。


棒針編みはたしか中学生の頃に母に習い、最初に作ったのはマフラー。
二目ゴム編みで、半分が赤と白のストライプ、半分は赤一色。
このマフラーは本に載っている毛糸を買って編んだのだけど、初心者の私にそうそう新しい毛糸を買ってもらえるはずもなく、次にセーターを編んだ時の毛糸は、既にあるセーターをほどいたもの。
ほどいたものを、蒸し器で蒸すと、編み癖がついてカールしてしまっている毛糸がまっすぐに伸び、それをクルクルと玉に巻く。
手間のかかる作業だけれど、毛糸がふんわりと生き返るのを見るのは楽しかった。
編みあがったものも、一度蒸し器で蒸すと、不揃いだった編み目もそろって綺麗になる。


だけど、本に書いてある通りの毛糸を使わないと、たとえば「並太」という太さでもそれぞれの毛糸で太さが少しずつ違うから、本の通りのサイズに編み上げるのは難しい。
ゲージをとって作っても、編みあがったセーターが大きすぎたり、小さすぎたり、いくつの失敗をしたことか。。。


ヴォーグの通信あみもの講座の高等科というのも受講したことがある。
課題を作って提出すると添削して返してもらえるというもので、アフガン編みやら、ジャケットやら、スーツやら、6点くらい提出したような。
スーツは太い糸(たしか極太)で編んだので、「着たらブクブクに太って見える」のが確実で自分で着る気はもともと無く、「太って見えたい」母に進呈。
課題って、作りたくないものも作らなくてはならないから、ちょっと負担だった記憶も。


   fingerless gloves


指なし手袋を編みたかったのは、サンタモニカのカフェで見た人が、とても素敵だったから。
手袋なんて絶対にいらない暖かさの日なのに、はめている真っ白な指なし手袋。
それ以来、同じようなものを探していたのだけど、見つからないなら作りましょうと。


すっきりほっそりと作りたかったので中細の毛糸で。
あれ、でも私のゴツゴツした手ではイメージが違う。。。
クラフトエプロンの時のモデルさんにご登場願いましょう。


   fingerless gloves


あ、だめだめ、そんなポーズじゃイメージ違う。
豹柄のTシャツも見えてはだめ。


   fingerless gloves


あー、違います、それではまるでボクシング。。。


サンタモニカは遠い。