引越し その5 ご近所

家は、カルデサックとよばれるマッチ棒状の道、つまり短い行き止まりの道にある。

右の入り口にある家は、Rが「ちびいぬ」と呼んでいる犬(Rのお気に入りの犬の中の一匹)を散歩させている男の人が住んでいる。
大橋巨泉に似た人も住んでいるし、他にも数名いる様子。
車が4台くらいあって、カーポートに入りきらない車がいつも道に止めてある。カーポートの半分は、レストランの椅子が山積みになっている。
ちびいぬは一日に何度も散歩に連れて行ってもらっている。うちのフロントヤードに時々みつかる「もの」は、ちびいぬのものではないかと私は疑っている。

そのお隣は水曜日に引っ越していってしまった。
引っ越す前に立ち話したところに寄ると、売るつもりらしい。
芝生を張り替えるらしく、業者が全部掘り起こし始めた。
息子さん(14歳)が日本にホームスティしたことがあるとかで、日本が大好きで、とても感じの良いお母様だったので、残念だ。

その隣は、最近更地にした。そのうち工事が始まるだろう。

そのお隣は、大きな子供がいるようだが、よくわからない。この家が、カルデサックのちょうど先端にあたる。

そのお隣は、ただ今新築中。
毎日工事の人が出入りし、ちょっと騒々しい。工事の音は仕方ないとして、その調子はずれの歌を大声で歌うのはやめて欲しい。。。

そしてその隣が、私たちの家。

そしてその隣がカルデサックの左の入り口にあたる。新しい大きな家だ。
この2週間、ご主人は庭に池を作ったり、花壇を作ったり、日中せっせと働いている。
夜になると自動演奏ピアノを大きな音で奏で、庭で毎晩BBQ。楽しそうな夫婦の笑い声が響き渡っている。
なんで毎日家にいるんだ?すでにリタイアしたのかもしれない。

付録
旧居に元大家さんが引っ越しを始めた。
ライトもシーリングファンも交換し、色々手を入れている様子だ。トンテンカンテン音がする。
車も買い換えたので、カーポートに屋根をつけるんだそうだ。
あの延びきってしまったレタスも、近々切られてしまうことだろう。