飛び出し注意

火曜から毎日、ここからサンノゼ空港付近まで自転車で往復したNは、さすがに疲れ切ったらしく、昨日は夜9時から熟睡していた。
私がいくら車もう一台買おうと言っても、「俺は自転車で会社に行くから必要ない!」と豪語している手前、あまり弱音は吐いていなかったが、さすがに今日は「送ってね」と言ってきた。

子供を学校に送ってから、会場のホテルまで送ったその帰り道。すごく空いた道路を35マイルで走っていると、はるか前方を横切るリス。きゃー、遠くて良かったと思いながら走り続けると、今度は私の目の前でさっきと逆に横切った。ぎゃー、もうだめだー、と思ったが、特に感触もなく、あとでタイヤを見たけど何の痕跡もなかった。お願い、やめてねリスくん。

「何かの時の緊急連絡のために、携帯電話を買おう」と、ずーっと思い続けているのに、いまだに買っていない。日本のみたいに可愛い電話なら、私もしょっちゅう「買おう」と言っているのだろうが、アメリカの携帯電話は少しも可愛くない。別に普段必要なわけではないから、あわてて買おうとしていなかった。でも、やっぱり何かの時に困らないためには必要だ。「途中で自転車のタイヤがパンクしたらどうしよう。」という一言を残して、自転車で出かけていくNを見ながら、今週末こそ買おうと決意した。