ボランティア


先月末の一日、一ヶ月ほど前に頼まれたボランティアで、某市にいらしたそこの姉妹都市の日本人の方々と、朝7時45分から夕方5時位までご一緒した。
当日まで通訳ということ以外は内容は全くわからず、出かける前に「もしや生徒さんと一緒にずっと学校かな?」と考えたものの、さすがにジーンズで行っては申し訳けないかもとジーンズはやめて。
記録的暑さの日で100度を超えていたから、ジャケットなんて着られないし、そうなるともう日本人の目から見たら普段着しか持ってないし。歩き回るだろうから、足元はぺったんこバレエシューズ。


結局、生徒さんの付き添いでいらした大人の方々と、某市側のコーディネーターのご夫婦と一緒に、小学校、中学校、高校などを巡って校長先生のお話を伺ったり校内を見学したり、スポーツセンターを見学したり、お役所関係の方々とランチをする席に同席。
プロじゃないし、何しろ私の英語力だからそれなりの通訳しかできなかったけど、まぁ自分で予想した範囲の出来だったので、自分としては納得というか、とりあえず満足というか。
学校に関することは仕組みとか財政状況とかを知っていて自分でも理解しているから訳しやすいけど、お役所関係のは難しかったな。知らないことは訳しながら初めて自分でも知るわけだし。
疲れたけれど、日頃話すチャンスの無い方々とも話すことが出来たし、貴重な経験だった。


日本の生徒さんにホームステイを提供している方の一人と話していたとき、
「お子さんはここの学区?」と聞かれたので、
「小さい時はそうだったけど、今はもうハイスクール。もう一人はこの秋から大学に行っちゃったの」と答えたら、
「うちもそう。なんだか、あれよねぇ、もう。」と胸に手を当てて語るその人。
「そう。わかるわぁ。」と私。
「なんだか、あれよねぇ、もう」の中身がなんなのか、言葉に出さなくてもわかりあう。
そんなホンワカした会話も楽しんだ一日。