サックスその2

実際、この人に、似ていなくもなくもなくもない(限りなく似ていないということか)ので、次男の誤解も間違いではないと思われるサックスの先生は、ノリの良い人だった。
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「息子が習いたいのだけど、スケジュール空いてますか?」と聞いた途端に
「空いてる、空いてる!」
それでいて、いつに入れようか、しばらく悩んでいた。
ひたすら話し続ける先生。お手頃値段の楽器も紹介してくれて、楽器の説明から何から延々と話し続ける。
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せ「30分にする?1時間にする?」
み「はじめは30分から始めてみようかと。」
せ「I assume that.」
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せ「何歳?」
長「13歳」
せ「I assume that.」
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こんな風に延々と話が続くので、
み「すみません、今日は用事があるのでもうこれで。」と言ったら
せ「それは、ごめんね。」と言ってから、また延々と。
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スケジュールが一杯なのに、こうやって私たち相手に話しているこの時間は何なのか?
ちゃんとおしゃべり時間も考慮に入れて、レッスンを組んでいるのかしら。
とりあえず、楽器を注文して、届いたら始めるということにして、ようやく会話終了。
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次男の方は30分クラスなのに、先生は先週も今週も7分遅刻してやってきた。
「ちゃんとメイクアップするから」の言葉通り、
先週は45分、今週は70分のレッスンだった。
鷹揚なクラス。