学校は火の車その1

前にも書いたけれど、Cupertino Union School Districtは、カリフォルニアで4番目に州からの補助金(というのかは不明だけど)が少ない学区なのだそうだ。
何でこんなにお金が無いんだろうか。
バブルははじけているとは言え、ここはシリコンバレーで、バブルの頃にお金持ちになった人々も沢山住み、今だって家なんて我が家にはなかなか買えない位の高い値段なのに買う人がいて、この辺りの人は税金だって他の地域よりも沢山払っているはずだ。学力だって比較したらあるはずだ。
制度をよく知らないので、まったく理由がよくわからないけど、補助金が少ないとどうなるかはわかる。
それは生徒に跳ね返る。MusicやArtなどの授業が、先生を雇えなくなって無くなってしまったりする。教材も減る。いろいろと授業の質が落ちる。
そして学校はどうこれを切り抜けようとするか→親にドネーションを募る。
8月末に授業が始まって以来、いったい幾らドネーションとして学校に費やしているのか、計算したくもないくらいだ。
PTOに幾ら、クラスの運営用(行事などに使う)に幾らと言う感じでまとめて一定額を払うほかにも、様々な方法で寄付を募ってくる。
Magazine Drive:1年契約の雑誌の契約を子どもに集めさせる。そのうちの幾らかが、学校に入る。
Walkathon:子どもに校庭を歩かせる集い。事前に「1周につき幾ら寄付する」等の約束(pledge)を色々な人から子どもが取り付け、その会が終わった後でお金を集める。
Pasta Dinner:学校で(どこかのレストランを手配して)夕飯を売る。何%だかが学校に入る。
子どもにお金を集めさせる寄付方法は、子どもに自分の学校を良くする気持ちを持たせる目的があるのかどうか知らないけれど、しょっちゅう近所を廻ったところで、近所の人の子だって同じ学校に通ってたり、違う学校でも似たような寄付をしなくちゃならなかったりで、それ程効率の良い寄付集めとは思えないんだけど。
ましてや、我が家なんて親戚だって近所にいないわけだし。Magazine Driveなんて、一家庭が9契約とると目標額達成なのだそうで、無理な話な気がする。
となると結局、自分の家でそれ程欲しくもない雑誌の契約をしたり、pledgeしたりしなくちゃならない。Magazine Driveなんて、一家庭が9契約とると目標額達成なのだそうだけど、9契約もとてもしてはいられない。
何だかなぁである。