引越前日

そういえば、中学校の頃の試験前夜、歴史や地理の勉強が一通りすら終わっていない状況で眠くてたまらなくなり、眠ってしまって準備不完全なままテストを受け、散々な点数を取っていたことを思い出した。私はせっぱ詰まりすぎると眠くてたまらなくなるらしい。
インベントリーリストを自分で作らなくて良いということだけで気がゆるみ、明日から引越だというのにこの状況でいいのだろうか、と思いつつ猛烈な眠気の襲来だ。
それに比べ、Nは「俺は風邪でだるいんだ。」と怠けている様子でありながら、着実に事務作業をこなしている。こういう性質(?)の違いが、大学受験の結果の差に現れたのだろうと、いまさら気づいたりしている。引越荷物から出てきた小学校の成績表を比べると、私の方が成績が良かったのになぁ。
金曜日に小学校の先生が、「(Yくんは)アメリカに行くのをとても楽しみにしているようですね。」とおっしゃっていた。Yにとっては、日本もアメリカもそれぞれに楽しいのだろう。12月に帰国してくるときも、「(日本に)帰りたいし、帰りたくないし、両方だなぁ。」と言っていた。
「明日、間違えて学校に行っちゃいそうだ。」とさりげなく呟いたり、「早くアメリカに行きたいなぁ。」と言ったり、心境は複雑なようだ。早くアメリカに行きたい理由は、我が家の愛車に会いたいのと、お友達に会いたいのだそうだ。
眠い、眠い、眠くてたまらない。しかし、ちょっと頑張ろう。