教育ママ

Nに言わせると、私は教育ママらしい。
でもそんなはずはない。
日本の幼稚園の時にお稽古事に通っていないのはY一人くらいしかいなかったし、今だって塾の類にはどこにも通っていない。
どこをもって教育ママと言うのか、詳しく説明してもらいたいところだ。
そこまで言われるくらいなら、お稽古事に通わせてあげればよかったと考えるほどだ。

ピアノを習いたいらしいので、Cupertinoのクラスに申し込んでみたが、すでに満員だった。男の子だし、8歳から始めるので、長く続く確率は低く思えるから、個人の先生よりもグループレッスンの方がいいと思う。
アメリカの学校の音楽は教科書もなく、譜面の読み方も習っている様子はない。やっぱり譜面くらい読めた方がいいんじゃないかと思うし。なんてことを考えるから、教育ママと言われるのか。
いや、この程度でそう決められたら、世間のママは皆教育ママゴンになってしまうだろう。現実を知って欲しい、N。

Yが算数好きなので、GATEのテストを受けさせようかと思ったら、申請書にSTARテストの結果を記入する欄があった。
去年の春にはアメリカにいなかったので、Yは2年生の時にSTARテストを受けていない。やっぱりテストの結果をもってないと不利になるのかと思って、先生に質問した。なんでもスコアが98%以上である必要があるのだそうだ。やっぱり不利ってことだろう。
算数だけじゃなくて、reading comprehensionのスコアも良くなければならず、つまりトータルで成績が良くなければならないらしい。
日本から帰ってきてまだ7ヶ月。来年に延ばしてみた方がいいかもしれない。

さて先日、Nの元マネージャーが、日本語が堪能な人を捜していて、「奥さんはどうか?」と聞かれたそうだ。
残念ながら、私はアメリカで働けるビザを持っていないのでお話は流れた。
そうか、私にも職を得るチャンスがあるんだなぁ。じゃあ、いつか来るその日のために、勉強しないと。
でも、勉強は英語だけではない。当然PCの知識が必要なのだそうだ。ハードルは高い。
教育ママより、教育自分で行かないと。