バルティモアキルト


清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで申し込んだのは、バルティモアキルトの大家、Elly Sienkiewiczのクラス。
私は一クラス申し込むのにも、申し込みに行った時に駐車場でこんな贅沢をしていいのかとしばらく悩んだというのに、遠くはフロリダからこのクラスのために来ていたり、何日も連続してクラスをとっている人も何人もいて、あらためてどんなにすごい方なのかを知る。
アメリカ各地やカナダを教えてまわっているそうで、既に2009年のスケジュールもいっぱいなんだそうだ。


The Best of Baltimore Beauties: 95 Patterns for Album Blocks and Borders


数年前にフリーマーケットでたまたまこの本を買ったのがEllyを知った最初。
これはパターンしか載っていない本で、表紙以外の写真は白黒、そして縫い方の説明までは書いていないのだけど、パターンを見るだけでもどんな作業なのかが想像がつくくらい細かい線。
今日教えてもらったのは、この本の表紙になっているパターンで、ランチをはさんで7時間のクラスとはいえ、全部は当然仕上がらない。


申し込み時にもらった書類に、準備していくことが書いてあって、びっくりしたことに8インチ四方のサイズで作る。もっと大きいサイズでもいいのだけど、縫う長さが少しでも少ない方がいいかと小さいサイズの方で準備していったら、考えてみたら小さければ小さいほど茎は細くて難しいのだった。。。
ラッキーにも私が用意して行った布でアップリケの実演を途中までしてもらったので、Ellyの綺麗で細かい縫い目をいつまでも手元におけることに。


Baltimore Elegance: A New Approach to Classic Album Quilts


Elly本人も優しかったし、白人のおばさま(一人はおじさま)方の中にあってたった一人のアジア人ってことがめずらしいのか、参加者の方たちにも色々声をかけていただいて、緊張しながらも楽しい7時間を過ごすことができた。
5ミリ以下の茎の縫い方も習えたし、新しく買った上の本と前から持っている本両方にサインしてもらったし、すばらしい見本を直にたくさん見ることもできて、ほくほく。
贅沢な一日。


追記:バルティモアか、ボルティモアかで家族会議。結論は、どっちでもいいってことに。