SPELL-A-THON

アメリカの公立学校は貧乏だ。行政からの補助が少なく(地域によるらしい)、資金集めに苦労している。
お金がないので、音楽の先生が雇えなかったりと、勉強にしわ寄せが来る。
新学期には寄付を求められるし、学年中も何かと寄付を集めるイベントが催される。

今月、Rの学校であったのがSPELL-A-THON。
まず、学年毎に覚える単語の課題が出る。
そして子供はスポンサーを探す。
スポンサーは単語一つにつき幾らを寄付すると約束する。
子供はテストを受け、その結果を持って再びスポンサーを巡り、お金を集め、学校に届ける。
近所を回ってスポンサーを集めても良いが、見ず知らずの家に子供だけで回らせてはいけないとの注意書きがついている。

これは、WALK-A-THONとして行われる場合がある。
土曜日などに学校に集まり、校庭を何周歩いたかで同じように寄付を募る。
WALK-A-THONとなると、休憩所に飲み物や食べ物が必要になる。これも寄付で集めて、販売する。
休憩所にボランティアを配置する必要があるし、色々と手間がかかる。
よく考えると、なんで校庭を何周も歩かなければいけないのか、疑問もある。

それに比べて、SPELL-A-THONは手間いらずで、勉強が絡んでいるのでちょっと有意義だ。
テストは授業中に行われるので、先生が採点する。
飲み物も食べ物も準備がいらない。
効率的だなぁ。

WALK-A-THONもイベントとしては楽しいかもしれないが、先月長男の学校で行われたものは、盛り上がりに欠けたらしい。
(土曜日だったので、補習校のある長男は不参加だった。)
飲み物も食べ物もなく、ただひたすら歩かなければならなかったとか。
これでは、ちょっと。。。

次男のSPELL-A-THON。
25問中24問書けたので、寄付を集めるようにとのお達しが来た。
近くに親戚もいないし、我が家だけの寄付なので微々たる額だが、それでも無いよりはいいかな。

次男の課題。
I, a, at, an, on, in, it, am, is, to , the, and, for, see, cat, mam, dad, love, like, hen, by, be, my, me, we
このうちhenをhanと書いたらしい。