息子達を泣かせた悪い奴らの話

その1.
某大型安売り店に行き、子供用学習ソフトを買った。
Nがインストールしようとしたら、CDの中身が空っぽだった。期待していたRはがっかりした。
交換に行った。返品レジはとても混んでいたが、Rは自分のソフトだから我慢して良い子で待った。
その夜、またインストールしようとしたら、やっぱりCDの中身が空っぽだった。
期待しているのに裏切られて、Rはしくしくと泣いた。
怒ったNは、製造元に文句のE-mailを送った。どうせ返事はくれないだろう。
又翌日、大雨の中、返品に行った。店は家から少し遠い。でもRの留守中に返品しないと、また待たされたのではかわいそうだ。もう、交換なんてしない!返品だ!返品!
一週間ほどして、製造元から返事が来た。「主に3つの店に卸した商品に、不良品があることに気がついていた。交換するので、送り返してくれ。」とのこと。
気づいていたなら、回収しなさい!
冗談じゃない、もういらない。

その2.
某大きな家具屋に行き、CD棚とYの勉強椅子を買った。ここの家具は自分で組み立てるものだ。
家に帰って椅子を作っているNがまた怒りの声をあげた。
部品が一個足りない!
Yはとても期待していたので、留め金が無い状態でも使ってみたいと言う。
もっともだ。遠くまでのドライブがつまらなかったのに、我慢したんだから。
でも、座るたびに背もたれが落ちる。とうとう泣いた。「ぼく、もうこんな椅子いやだ。いらないよ。」
家具屋は遠い。その小さな留め金だけのためにまたあそこまで行くのはイヤだ。
翌日、電話した。住所まで聞いた挙げ句、「担当者が今後の処置について2,3日中に電話する。」そうだ。

みんな、LEGOを見習うんだ!
LEGOは、あんなに小さいパーツが沢山入っているのに、今までパーツが足りなかったことが一度もない。
それに無くなりそうな小さなパーツは余分に入れてくれている。

我が子二人を泣かせるなんて、私は怒っている。