結婚

長男「僕、まだ誰と結婚するか決めてないんだぁ。」
N「別に、まだ決めてなくてもいいんだよ。」
次男「僕も決めてなーい。」
次男「あ、僕、今決めたー。おにいちゃまと結婚するー。」(と、とても嬉しそうに言う)
長男「えー!だめー!男の子と男の子は結婚できないんだよぉ。」
次男「じゃあ、僕、パパと結婚するぅ。」
N「だって、パパはママと結婚してるよ。」
次男「じゃあ、パパが僕で、僕がパパってことにして、僕はママと結婚するぅ。」
長男「まだ子供だから、結婚できないよぉ。それに僕たちが大人になったら、ママはおばあさんになっちゃうよぉ。それでもいいのぉ?」
長男「それにパパとママが死んじゃったら、僕はおじいさんになっちゃうんだぁ。」
M「じゃあ、長男はどういう人と結婚したいのぉ?」
長男「うーん、優しい人ぉ。」
M「じゃあ、次男は?」
次男「僕、まだ決めてなーい。」




途中に「だー」とかいう笑いや、笑われてすねて怒る声を混ぜながら、このナンセンスな会話は延々と続いた。